アルメニアの日本料理レストランと日本食材

いつもはそれほどこだわりが無いが、ほとんど何もないかと思うと探したくなる。日本料理・食材ともほとんど無いというのが現状だが、まったく無いわけではない。日本料理レストラン1軒、日本食材はごく一部のスーパーマーケットで買えるのだ。

アルメニアでの日本料理

アルメニアの日本料理レストラン「侍」Samurai Sushi Bar

日本料理ブームもこんな内陸の小国まで到達しているとは思ってもいなかったが エレバンにも一軒だけ日本料理の看板をだしているレストランがある。その名も 「SAMURAI(侍)」だ。怖いもの見たさの心境でしかこれまで足を向けていない。話 のネタになればそれで善し。
http://www.spyur.am/en/companies/samurai-sushi-bar/5208

ロンプラにも掲載されている。

http://www.lonelyplanet.com/armenia/yerevan/restaurants/443897

そのSAMURAIへ数日前に足を向けた。我々は早めに行ったので、19時過ぎだが、客 などいなく従業員がテーブルで寛いでいた。こんなことはあってはならないのが 世界の常識、それはアルメニアでは通用しない。それから小一時間してからちら ほらと客が増えてきた。最終的にはほとんどのテーブルが埋まった。料理人はフィリピン人一人と他はアルメニア人だ。この日はフィリピン人が休み だったのでアルメニア人が作ったことになる。そう考えるとよくぞ料理したと関 心する。寿司ネタはモスクワからだというが、サーモン以外は手が出ない。野菜天婦羅はまあまあな味だったが海老天婦羅には手が出なかった。他もどうも脂っこい。フィリピン人料理人だからしょうがないかと納得してしまう。

(2010年7月)

わさび

Abovyan通り、旧TsUMの1階で「わさび」という寿司バーが開店を準備している。(2010年9月)

アルメニアの日本食材

アルメニアで日本食材を手に入れるのは容易ではないが一つの発見があった。一般的なスーパーマーケットで日本米らしき米を見つけたのだ、でも味噌類は皆無だ。モスクワやアルマトイのスーパーだと少ないが韓国食材があり、韓国味噌や海苔、インスタントラーメンが入手できる、驚くなかれアルマトイで「あさげ」が売っていた、これらを考えると地理的以上にこの国は日本より遠いようだ。醤油は万国共通、キッコウマンは売っている。

野菜

バザール等でほうれん草、細くて小さいネギは一般的に売られている。夏季にはオクラが入手可能だ。

エレバンで見つけた日本米”Giza137”

アルメニアの首都エレバンのスーパーマーケットには日本米が売られている。パッケージから判断するとエジプトから輸入された米であり、この米は Giza137(レイホウ)に違いないと考えている。スーパーには何種類もの米が売っている。アルメニア語とロシア語で書かれているので詳細がわからないが、その中に「Giza、丸い米」という意味 のロシア語が読み取れるパッケージを見つけた。幸い、パッケージに透明な部分があり、米が見えるようになっている。日本の米のように短粒種のようだった。試しにこの米を炊いてみたところ、概ね日本米なのだ。それでググッてみたところ、以下のことが判明した。

エジプトの米の約8割がジャポニカ米で1917年にYabani(アラビア語で日本という意味)という品種名のジャポニカ米の品種改良が進めら れ、1954年、Yabani M47という品種がNadaと命名され政府栽培奨励品種として全国へ普及した。Yabani M47からさらに品種改良が進められ、Giza171及びGiza172が育成された。

1970年代後半にレイホウという品種がGiza173として導入され、作付け面積が40%を占めたが、1985年にこのGiza173だけがイ モチ病が発生し、1986年から作付けが禁止され、イモチ病耐性品種の改良が行われた。その後が不明だが、日本米がエジプト人に好まれているので何らかの 改良が行われたはず。

某援助機関のwebにエジプトでの日本米の説明があり、稲作分野で技術協力を実施したとあるが、品種改良には触れられていない。果たして誰がこの レイホウ(Giza137)をエジプトへ導入したのだろうか?

レイホウを親とした品種一覧:
この中にはエジプトのことは掲載されていない、そのものだからだろうか、イモチ病耐性品種はどうなったのか情報不足ではある。

http://ineweb.narcc.affrc.go.jp/search/oyahinsyu.html?ineCode=SAI01000

Giza137(レイホウ)、ちょっとしたアルメニアでの日本の発見でした。その他、エジプトではアキヒカリ、日本晴という品種も試験的に栽培が 行われたようだ。

ロシア製UDON、SOBA、SOMEN

最近エレバンのSASスーパーマーケットで、UDON、SOBA、SOMEN等のロシア製麺類を売り始めた。500gは入っていないだろうな、値段は1430AMD(3.9米ドル相当)と高め。ロシアの日本食ブームの流れだろう。(2010年6月)

http://www.sostra.ru/

近隣諸国での日本食材調達情報

モスクワ

ジャプロ

店の入り口は在ロシア日本大使館領事部側入り口の斜め前。

Prospekt Mira 12
電話:207-2193/7247
営業時間:10:00-22:00(年中無休)

参考サイト:

http://dnevnik.blog.so-net.ne.jp/2008-08-31

オンラインショップ(japanesefood.ru

和食倶楽部とある。モスクワ市内かロシア国内向けだろう。

http://www.japanesefood.ru/jp/index.php

Hotel Korston内にある韓国食材店

モスクワ国立大学に近いHotel Korstonの中、「ホテルの入り口の左横を通り過ぎて 突き当たった場所にある小さなドアの向こうに 韓国食材店がある」と言う説明だ。

http://korston.ru/en/contacts/

参考リンク:

http://blog.livedoor.jp/risurisu_journal-moscow/archives/51331999.html

ウィーン

日本屋
Faulmanngasse 5, 1040
Tel: 01-586-1084
月~金 9:00~18:30 土 9:00~17:00

参考リンク:

http://www.geocities.jp/gruessgottwien2003/leben/asianshop.html

その他、韓国食材屋もあるが詳細を忘れた。日本語情報誌に日本食材ショップの広告が掲載されている。

タシケント

ワンフライトでは行けないので近隣ではないが仕事上、タシケントへ行くことがあるので紹介しておく。タシケントは朝鮮・韓国系が多いので日本食材は少ないものの韓国食材が豊富なので韓国系食材店へ行けば概ね日本食の代替食料品が入手できる。米、キムチ、ラーメン、糊、マヨネーズ、などなど。

Mir Superpmarketにはキッコーマンの醤油は売っている。また、アライスキーバザール奥のショップに蕎麦やうどんが売っている。

ヘルシンキ

東京館

Annankatu20 tel ; 09-622-5553

参考リンク:

http://tamperekko.blogspot.com/2009/01/blog-post.html

エレバン&アルメニアリンク

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